時計屋大賞2020 ファッションウォッチ振興会 会長・理事コメント

2020メインビジュアルjpg.jpg
ファッションウォッチの振興を目的とするファッションウォッチ振興会(会長:松崎充広)は、2020年11月10日に2020年時計屋大賞を発表します。エントリー商品1000品の時計の中から、27商品がノミネート。全国の時計スタッフ約200人を対象としたアンケート投票により、全6部門の金賞と銀賞を決定しました。 

時計屋大賞バナー.png

会長・理事コメント

ファッションウォッチ振興会会長 松崎 充広松崎様.png

今回受賞の12本、それぞれが持つ魅力について一見しただけではわかりにくいかもしれません。けれども選ばれた理由は明確にあります。これらを選んだショップスタッフの皆さんはその魅力を心得ているはずです。時計屋大賞は店舗の最前線のスタッフが評価したこれらの商品を業界の内外に伝えることで、生産者と選んだショップスタッフの思いを広めていきます。こうした厳しい社会情勢の中だからこと、腕時計の新しい価値提供あるいは再評価の視点を皆さんと共有できればと考えております。

フリーライター ガンダーラ井上井上様.jpg

本年の受賞ウォッチ12本を見渡して"何だか懐かしい"という感覚がしました。それは、今まで見たことのない新規性に欠けるからけしからん、というコトではないのです。2020年の世界は立ち止まり、振り返ることで過去に私たち人類が課題をクリアした好例を探そうとした一年だったとも言えると思います。腕時計を身につける習慣もそのひとつ。20世紀に定着した素敵な文化としての腕時計が、これから先も愛され続けることを祈っています。

丹青社プリンシパルデザイナー 上垣内 泰輔  上高地様.png

こんにちは、インテリアデザイナーの上垣内です。受賞おめでとうございます。昨年のプレスリリース記者会見からもう一年経ったのか?と思うくらいスピード感のある一年でした。コロナ禍で私たちのライフスタイルは様変わりし、生活に必要な物の傾向もよりホームワークに近づいていると感じる今日この頃、皆さんがどんな時計を勧めてくれるのか?楽しみにしていました。受賞されたプロダクトは皆、なるほどな逸品で、ともすると四六時中着けていても気にならない程洗練されたメンズと、用途に分けたり、マニッシュなテイストで個性を主張するアイテムのレディースはどちらも納得のセレクトでした。インテリアの世界でも、高客単価な場であっても居心地はカジュアル傾向が求められる時代。しかしカジュアルなだけではなく、そこにきちんとした洗練と、上質なリラックス感の感じられる環境は支持を受けています。来年はきっと、そんなオンとオフの間にある絶妙なアフターコロナスタイルがでて来て欲しいなと、今からワクワクしています。

時計屋大賞バナー.png