一生に一度行ってみたいラオスの古都、世界遺産『ルアンパバーン』

はじめまして、インテリアデザイナーの上垣内です。今回は時計屋大賞を理事としてお手伝いさせて頂いていく中で、ファッションウォッチの一つの魅力でもある「デザイン」について広くあれこれ書いてみようと思います。

一生に一度行ってみたい街『ルアンパバーン』

先ずは買う方の自分の話から、消費者としての私は心を動かしてくれる物や事との出会いを求めて旅をする事が好きで、仕事、プライベート共に国内海外あちこちに出かけます。

メコン河のほとり、世界遺産の町

最近出かけた中で印象的だったのはラオスの古都、ルアンパバーン。
欧米では一生に一度行ってみたい街に挙げられるルアンパバーンはメコン河のほとりにありラオス王国時代の伝統様式で建てられた家やフランス植民地時代の風情ある欧風建物が数多く残り、街ごと世界遺産に指定されている古い街です。

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敬虔な仏教国らしく夜明け前にお坊さんへの托鉢が行われ、観光客も参加します。

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エイドリアンゼッカが新たに立ち上げたホテルAZERAI

私がこの街を訪れるきっかけになったのはアマンリゾーツの創業者エイドリアンゼッカがアマン売却の後に新たに立ち上げたホテルAZERAIに宿泊する為。
秘境リゾートの代名詞アマンの後ゼッカが考えるリゾートホテルとはどんな物かを体験する為出かけました。

AZERAIはアマンとは大きく違いコンパクトで使い勝手の良い部屋と街にオープンで積極的に街に出ていく為の行動拠点の様なホテル。
建物はこの街のスタンダードなスタイルで燻銀の瓦屋根が印象的な木造の切妻屋根、街の一部として馴染んでいます。

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昔の街並みと都会の混在

この街を訪れる観光客の殆どはバックパッカーとラグジュアリーパーソン。
ピュアな気持ちを沸き立てる何かがあるのでしょう。
その二つの極端なグループが街のオペレーションに影響し、一見素朴でずっと昔から変わっていない街並みの中に密かに旨いコーヒーローストショップや都市生活者が好む洗練された雑貨点などもさり気なくに存在します。

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ここに風情を変えること無く洗練していく街の「デザイン」を見る事が出来ます。
日本で言えば白川郷にコーヒーロースタリーやステキな雑貨店がある様な物で、それらを成立させているルアンパバーンの高度な仕組みが素晴らしく、ここにしか無い魅力を感じさせてくれました。


上垣内さん.jpg上垣内 泰輔

商業施設・展示施設の内装・展示物等の製作を行う日本屈指の会社株式会社 丹青社 のデザインセンター所属のプリンシパルクリエイティブディレクター。1988年入社。数々のインテリアデザインを担当。アパレルショップ開発やバーゼルワールドでのパビリオンデザインを手掛ける。ドイツADAM賞など、数多くのアワードを受賞し、現在ではリテール、ホスピタリティ、エキシビジョン、オフィスなど、様々な分野にて横断的にディレクションを行っている。